パートナーの海外赴任でまさかの駐妻に!
私自身も同じ状況でしたが、人生何が起こるか本当に分からないですよね。
新しい国での新生活に心おどらせる人
異国の地に上手く馴染めるか不安な人
このように、色々な思いを抱えて新天地へ出発する方が多いではないでしょうか。
今まで当たり前だった日本での日常生活が、海外では思うようにできません。
文化・食事・言葉もちがうので、最初は不慣れなこともたくさんあります。
でも、ある時ふと現地の生活を楽しめるようになるんです!
そこで今回は、駐妻生活に起こりうる「気持ちの変化」と私が実際に試した「駐在生活の楽しみ方」についてご紹介します。
- 駐妻生活の中で起こる気持ちの変化
- 【実践済み】駐在生活の楽しみ方
海外赴任が控えている人や、駐在生活が始まったばかりで右も左も分からない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
【異文化適応曲線】でみる駐在中の気持ちの変化
初めての海外駐在であれば、必ず訪れる「カルチャーショック」。
私もささいなことでストレスを感じながら、文化のちがいを受け入れてきました。
異文化へ適応する過程を4段階に表したものを【異文化適応曲線】といいます。
異文化適応曲線を見て、どんな気持ちの変化が訪れるか先にチェックしておきましょう!
ハネムーン期
いよいよ始まった海外での新生活に、一番ワクワクしている時です。
この時は、目にしたもの全てがキラキラして見え、何を話しているか分からない会話でさえカッコイイと思ってしまうほど。
出国前は不安でいっぱいでしたが、いざ現地に着くと、異国のパワーに魅せられ一気にテンションが上がりました。
見るもの全てが新鮮なこの時は、主に表面的なもの(建物や名所など)しか目に入ってきません。
まだネガティブ要素も見当たらないほど、期待に胸をふくらませることが多い時期です。
ショック期
現地での生活に慣れてくると、ささいなことが気になりはじめ、ストレスを感じやすくなります。
つまりその土地の文化や習慣など、これまで見えなかったものに気づくようになるのです。
私の場合、最初の違和感はメンテナンスに来た人の対応でした。
玄関で靴を脱いでくれないのは分かっていましたが、ちょっとした修理なのになぜこんなに汚れるのか、そして片付けも適当!
あとの掃除は結局私がすることに……
長く住んでいる人からすると「それが普通だよ」とのこと。
それからというもの、業者の人が来る前に壁や家具が汚れないよう、自分で対策をするようになりました。
挙げたらキリがありませんが、日本での習慣の違いに大きなショックを受けるのがこの時期です。
回復期
カルチャーショックを経て文化のちがいを受け入れられたら、ようやく現地での生活に馴染めるようになります。
これまでストレスに感じていたことも気にならなくなり、自然とその土地の習慣に適応し始める段階です。
「いちいちイライラしたら何も楽しめない」と悟って、変化を楽しもうと決めたのもこの時期でした。
ここまで来ると、生活リズムが整い気持ちも前向きになります。
せっかくだし新しいことに挑戦してみようと思えるようになって、視野が広がっていきますよ!
適応期
さまざまな感情の波を乗り越え異文化を受け入れられるようになると、自分なりの楽しみ方で駐在生活を満喫できます。
ささいなことも気にならなくなり、ありのままを受け止められるほどハプニング耐性も身につきますよ。
私もあれだけ苦痛だったメンテナンス対応も、自分でうまく指示できるようになりました。
時間が経てば人間関係も少しずつ広がるので、新しいチャレンジもしやすい環境になります。
最後は現地の人と間違われるほど、格好も雰囲気も馴染んでいました。
この「異文化曲線」ですが、人によって時期はさまざまです。
次に例として、私が駐在中に経験した気持ちの変化をお伝えしますので、1つの参考としてご覧ください。
参考:さーやの場合
私の場合は3年半ほど駐在していましたが、以下の期間で気持ちが変化していきました。
ハネムーン期:新生活開始~3か月
ショック期:3か月~半年
回復期:半年~1年半
適応期:1年半~帰国時
新生活が始まると、東南アジア独特の雰囲気に圧倒されながらも、観光気分で毎週のように外出!
全てがキラキラして見え、まさにテンションMAXでした。
しかし文化や生活のちがいから日本が恋しくなり、最低限の外出だけして後はほぼ引きこもりの生活に。
半年ほどたってようやく変化が受け入れられると、習い事を始めたりローカルスポットを訪れたりと気持ちも前向きになりました!
ようやく現地での生活に慣れて、駐妻ライフを楽しめるようになったのは、1年半ほど経ったときです。
「異文化適応曲線」からみる気持ちの変化は個人差があり、すぐ楽しめる人もいれば最後まで上手く馴染めない人もいます。
でもこの心理状態を知っておけば、これから始まる駐在生活での気持ちの変化に自分で気づくことができますよ。
「でも現地での生活を楽しむって何から始めればいいの?」
次は私が実践した「駐妻生活の楽しみ方」をご紹介します。
【即実践OK!】駐妻生活の楽しみ方
私が住んでいたシンガポールは高層ビルが立ち並ぶ一方で、郊外に出れば緑が多く出かけるには困らない国でした。
しかし、国土が狭いのですぐに回りきってしまい、行く場所がパターン化されることも。
そんな中で、元キラキラしていない駐妻である私が実践していた楽しみ方をご紹介します。
気になるスポットをピン留めする
Googleマップで気になるお店をチェックして時間がある時に実際に出かけると、ちょっとした小旅行を体験できます。
気になるお店はSNSのローカルアカウントやママ友経由で情報をキャッチしていました。
私はこう見えて(?)、ラーメン屋もふらりと入れるほど1人で行動できるタイプです。
日本人がいないような場所でも「気になったら行ってみる」のスタンスで足を運んでは、食事をしたり施設を見学したりしていました。
時には数少ない友達とプチ散策をして気分もリフレッシュ!
移動しやすいシンガポールだからこそできた楽しみ方かもしれません。
マップ上にピンがたくさん立っていると、ワクワクした気持ちで満ちあふれ、気持ちが前向きになれますよ!
さらに、訪れた場所をブログで紹介するのも情報発信になりますし、感情を言葉に出すことで気持ちも整理されますよ。
駐在中こそブログを始めた方が良い理由をこちらの記事でお伝えしているので、あわせてお読みください。
習い事を始める
住んでいる地域によって、奥様向けのカルチャースクールがたくさんあると思います。
シンガポールでも料理教室や英会話、ダンスに手芸と多彩なジャンルのスクールがありました。
言葉が分からなくても見よう見まねでできるものもありますし、交友関係も広げることができますよ!
もし近くにない場合でも、今はオンラインスクールもたくさんあります。
ただ何となく毎日を過ごすのも良いですが、人と話したり新しいことにチャレンジすることで視野も広がります。
最初は趣味で始めたけど、駐在中に資格を取って帰国後に自分で教室を開いた方もいました。
私もそうでしたが、駐妻ではビザの関係で働くことがむずかしく、時間がある人が多いです(一概には言えませんが)。
何か始めてみようかな……と思えるようになったら、新しい世界に飛び込んでみると単調な駐妻生活を楽しめますよ!
どこハピでは、海外から受講できるオンラインスクールを紹介してしていますので、合わせて参考にしてくださいね。
ショック期はインターネット頼み!
カルチャーショックを受けて引きこもりがちの時は、当然アクティブに出かけたり何かを始めようとしたりする気力もありません。
そんな時は、ひたすらインターネット!
動画・ゲーム・読書など今ではスマホがあれば何でも楽しめる時代になりました。
罪悪感を感じるかもしれませんが、無理して楽しんでも余計に疲れるだけです。
ただでさえ、異国の地で毎日頑張って生活しているので、自分のペースで生活できるのが1番ですよね。
ずっと家にいると「少し外に出てみようかな……。」と思う時が来るはずです。
ちょっとでも気持ちが前向きになったあとで、一歩踏み出しても遅くはありませんよ。
マイペースに駐妻生活を楽しもう
今回は「駐妻生活の気持ちの変化」と「駐在生活の楽しみかた」についてお伝えしました。
最後にもう一度内容をまとめます。
・ハネムーン期
→ 見るもの全てがキラキラして見える
・ショック期
→ ささいな事が気になり始めストレスを感じる
・回復期
→ ちがいを受け止め現地での生活を楽しめるようになる
・適応期
→ ハプニングにも慣れて自分だけの楽しみ方を見つけられる
・気になるスポットをピン留めする
・習い事を始める
・インターネットに頼る
慣れない海外での生活、毎日楽しむなんて無理と思う気持ちも本当によくわかります。
私も早く帰りたいと思ったことが何度もありました。
この「異文化適応曲線」は、新しいステージに向かうすべての人に当てはまる気持ちの変化だと私は思っています。
これから待ち受ける気持ちの変化を知っておけば、いざという時も“ありのままの自分”を受け入れられるようになりますよ!
慣れない環境ではマイペースが一番♪
自分の気持ちに正直になって、ささいな事でも楽しみを見つけましょう!
あなたの駐在生活が、より実りのあるものになりますように……。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【ペンネームOK】コメントお待ちしております♪