パートナーが突然の海外赴任。
期待と不安がごちゃまぜになり、心配ごともつきませんよね。
とくに「言葉の問題」は、駐在生活のなかで大きな悩みの種となります。
「今から英語を勉強しても間に合うかな?」
「英語ができなくても、現地でちゃんと生活できるか不安……。」
学生時代に英語の勉強はしてきても、実際に話す機会がないと、自分の英語が通じるか不安になりますよね。
「そうは言っても、自分に合った勉強がわからない」と思ったみなさま、ご安心ください!
今回は出国前・駐在中にできる英語勉強法をご紹介します。
- 出国前にできる英語勉強法
- 駐在中に始められる英語勉強法
- 持っておくと安心な「英会話対策アイテム」
シンガポールに駐在していた私が、現地で実践した英語勉強も紹介しています。
これから駐妻になる予定の人、駐在中の英語勉強が分からない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう!
駐在妻が英語を話せないと困るとき
結論からお伝えしますと、駐妻になったら最低限の英語は話せるようにしておくと安心です!
ここでは、英語を話せないと困るシチュエーションを4つご紹介しますね。
住居トラブルの対応
慣れない海外生活の中、唯一ホッとできる家でも、住居トラブルは突然訪れます。
私は、住み始めて2日目にコンロが使えなくなりました……。
シンガポールでも日本と同じように修理業者を呼ぶのですが、来てくれるのは平日の日中がほとんど。
パートナーが出社していれば、すべて1人で対応しなければなりません。
修理当日はテンパってしまい、結局ジェスチャーだけで乗り切りました。
やり取りを見ていた子供には「ママ英語話せないの?」と言われ、大ショック!
頭では分かっていても、いざとなると言葉にできないことを、身をもって経験しました。
その後も住居トラブルはありましたが、最初の失敗をいかして「故障までの経緯を簡単な英文で用意」し、1人で練習。
英語が不安であれば、写真や動画のように「見るだけでわかるもの」を準備しておくと、当日は余裕をもって対応できますよ。
救急車を呼ぶ
駐在中でも、突然のアクシデントで救急車を呼ぶ可能性もあります。
夜中に高熱を出したり、大ケガしたり、海外生活でも予期せぬトラブルはたくさん!
友人の中にも、救急車にお世話になった方が何人もいました。
ただでさえパニックになるのに、日本語が通じないとお手上げ状態です。
いざ電話をかけるときのために、症状名・体の部位・感覚を表す単語を目につく場所に貼っておくと、単語を見ながら様子が伝えられますよ。
救急車やパトカーを呼ぶ電話番号も、あらかじめチェックしておきましょう!
学校関係
お子さんがいる場合、現地の学校や幼稚園に通わせる方も多いと思います。
その場合、配られるプリントは当然日本語ではありません。
何となく読んでいるだけでは、肝心な内容を読み落としてしまうので、分からない言葉はしっかり調べましょう。
また、学校によっては定期的に個人面談があり、先生と英語を話す機会があります。
学校面談は、お子さんの普段の様子が聞けるチャンス!
でも英語が聞き取れないと、相づちだけになってしまいます。
両親そろって参加する方も多いですが、パートナーが仕事が忙しい場合は1人で行くことに。
少しでも不安を軽くするためにも、面談日までに聞きたいこと準備しておくと、当日も慌てずにすみますよ!
日常生活
もちろん日常生活にも、英語はあふれています。
現地で専業主婦だった私の場合、英語を話すのは買い物やレストラン・タクシーを利用するときでした。
スーパーのレジでは「cash or card」しか聞かれないので、私は「I’ll pay cash(card).」の返答のみ。
たまにキャンペーン案内を伝えてくれますが、内容がわからないと参加できません。
もし話している内容が分かればお得に買い物できますし、現地の生活をより楽しめますよ!
また荷物が多いときはタクシーを利用しますが、何度か行き先をまちがえられたこともありました。
何も言えずにいると、メーターだけが増えてどんどん知らない場所へ行くはめに。
行き先だけでもハッキリと伝えられるよう、日頃からパッと英語を話す習慣を身につけておきましょう。
ここまでお伝えしたように、少しでも英語が話せると冷静に対応できます。
駐在生活に慣れると上手く対処できるようになりますが、最初から知識があれば気持ちに余裕が持てるのも事実です。
ですが、英語学習に時間が使えるタイミングは、人それぞれですよね……。
そこで次は、私が出国前・駐在中に実践した英語勉強法をご紹介します。
私が実践した勉強もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
英語ができないを克服!出国前にできる勉強法
海外赴任の準備期間は数か月あるので、すきま時間に英語の準備をしておくと、現地の生活もスムーズに始められます。
ここでは、出国前にできる英語勉強を3つご紹介しますね。
参考書や会話本を読む
簡単な英会話であれば、中学英語まで理解するだけで、十分にコミュニケーションがとれます。
私は通勤中に音声を聴き、パッと英文が出てくるようコツコツ勉強していました。
簡単なフレーズをまとめた本を何度も読んで、英語を話す瞬発力を鍛えておくのがおすすめですよ。
しかし当時の私は、仕事も激務でワンオペ育児だったので、勉強にあてる時間はほとんどない状態。
目の前のタスクで精いっぱいだったので、出国前までに本を読むことしかできませんでした。
ですが、時間が取れるのであれば、準備しておくのに越したことはありません!
次にご紹介する勉強法は、より実践的なものとなります。
オンライン英会話・教材を利用する
オンライン英会話は家で気軽に始められるので、利用者も急増しています。
出国前にたくさんの先生と会話をしておくと、海外での新生活も気持ちに余裕ができますね!
無料体験レッスンを駆使して、色々なオンライン英会話を利用してみるのも1つの方法ですよ。
オンライン英会話の便利な点は、赴任先でもインターネット環境があれば続けられること。
さらに赴任先の国の先生がいれば、現地の耳寄り情報が手に入るかもしれません。
またお子さんがいる場合は、キッズコースがあるオンライン英会話で外国人の先生に慣れておくと安心です。
現地校やインターに通う予定であれば、前もってコミュニケーション能力があると、新しい学校でも打ち解けることができますよ!
もしレッスンの予約を取る時間がない方は、あらかじめ教材を購入して自分の好きな時間にコツコツ学習を続ける方法もあります。
30日間英語脳育成プログラムは、英語上達に必要な「見る・聴く・話す」がバランス良く学べるオンライン英会話教材です。
実際に学習を体験した記事がこちらにありますので、あわせてお読みください。
英会話スクールに通う
準備期間中に時間がとれるのであれば、事前に英会話スクールに通うことも1つの方法です。
プライベートレッスンやグループレッスンがありますが、自分に合ったレッスンを受けて英会話に慣れておくと自信がつきます。
オンライン英会話と同じように、赴任先の国の先生がいれば、現地の生活情報を教えてもらいましょう。
また、駐在中に現地で働く予定があれば、ビジネス英会話を学習する必要もあります。
日常会話では使わないフレーズや単語もあるので、より実践的な場所で練習を重ねると英語力も上がりますよ!
さて、ここまでは赴任前にできる英語勉強をお伝えしました。
「でも他の準備が大変で、自分の英語学習に時間が取れないわ」と思った方、ご安心ください!
私も似たような状況でしたが、駐在後に本格的に勉強を始めて、何とか会話が続くようになりました!
次は、駐在中にできる英語勉強をご紹介します。
英語が話せないを克服!駐在中の勉強法
引っ越しが無事に終わると、待ったなしで駐在生活が始まります。
新生活に慣れるまでが大変なので、駐在中の英語勉強は、自分のタイミングで始めてくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう!
オンライン英会話を始める
駐妻生活で最も始めやすい英語勉強は、オンライン英会話です。
インターネット環境があれば、自分の予定に合わせて好きな場所で学習でき、世界各国の先生と交流も可能です。
どのオンライン英会話も教材が豊富にあるので、まずは興味のあるジャンルから始めてみましょう!
さらにフリートークレッスンを受ければ、講師と友達感覚で会話を楽しめます。
日本のアニメや漫画が大好きな講師も多いので、共通する話題があればあっという間に時間が過ぎてしまいますよ。
私は駐在中、オンライン英会話を2年続けていました。
シンガポールに住んでいたので、フィリピンの先生からは「今度旅行で行くから、おすすめスポット教えて!」とリクエストされることも。
私も同じように、先生から現地の人しか知らない情報を教えてもらっていましたよ!
このように、駐在国でオンライン英会話を受けると、日本とはちがった会話ネタで盛り上がるかもしれません。
レッスン時間も1回25分のスクールが多いので、すきま時間に気軽に始めてみましょう!
また駐在妻英会話ビギンでは、駐在生活で使う英会話を18個のテーマにわけて徹底的にマスターするオンライン講座です。
- 買い物や手続きなどの日常英会話
- 子どもの学校関係
- 事故や病気の緊急対応
- 近所の住民や大家さんとのコミュニケーション
通常の英会話本には載っていない、より実践的な英語フレーズを何度も発話して練習できます。
1レッスン10~20分なので、渡航前はもちろん日中のすきま時間で少しずつ学習が進められますよ。
駐在生活は日本語で対応できないからこそ、困った時に英語が出てくるようにしておくと安心です。
さらに駐在妻専門のオンライン講座なので、ネット検索では分からない駐在生活でのマナーやルールも一緒に学べますよ♪
駐在妻英会話ビギンでは、14日間の無料トライアルが可能です。
まずは実際にオンライン講座を受講して、よりリアルな英会話を体験してくださいね。
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現地の語学学校に通う
より実践的に対面でレッスンを受けたい人は、駐在先の語学学校に通うことも1つの方法です。
企業によっては、帯同した配偶者の授業料を負担してくれるので積極的に利用しましょう。
私はこの制度を知らずにいたので、後からとても後悔しました。
パートナーの会社規定もしっかり把握しておきましょう。
国によってちがいますが、現地にはたくさんの語学学校があります。
地元のスクールに通えば、色々な国の方と友達になれますし、日本人が多いスクールであれば、駐妻ならではの悩みを共有したり情報交換ができたりします。
ご自身の目的ごとに学校を選んでくださいね。
ESLを利用する
駐在国によっては、学校や教会で英語を教えてくれる英会話教室(ESL)があります。
ESL:《English as a second language》の略。英語以外を母国語とする人たちのための英語レッスン。
シンガポールにもESLを行っている教会があり、私は2年参加していました。
語学学校とちがい毎月の月謝はなく、かかった費用は1年ごとの登録料とテキスト代のみ。
各国から来た駐妻さんたちと、楽しく交流ができましたよ!
教えてくれる先生は地元のボランティアの方なので、発音に訛りのある先生もいらっしゃいます。
授業の進めかたも先生によって変わるので、ネイティブな発音で学びたい方には不向きかもしれません。
反対に、色々な国の人と会話を楽しみたい!という人であれば、ESLに参加するのがおすすめです。
私のクラスにも日本・中国・韓国・ベトナム・モンゴル・フィリピンなど各国の生徒がズラリ!
不定期にあるポットラック(持ち寄りの昼食会)では、各国の料理に囲まれ楽しく交流できました。
ESLに参加して英語が話せれば、世界中の人と会話が楽しめると実感しています。
最初は入会を迷いましたが、思い切って参加して本当に良かったです!
現地のテレビ・映画を見る
現地で放送されるテレビや映画を見るのも、英語に触れる絶好のチャンスです。
わが家は、日本のテレビを見る契約をせずに、駐在中はずっとローカルテレビを見ていました。
子供には文句を言われましたが、すぐに慣れ一緒にアニメやドラマを見るように。
アニメは絵だけでストーリーが分かるので、よく聞くフレーズは自然と覚えるようになりました。
耳が慣れてくると、ニュース番組を見てもキャスターの言葉が何となく聞き取れるようになるから驚きです。
現地のニュースアプリで時事ネタを入手するのも勉強になりますし、知らない単語もたくさん学べます!
Yahoo!ニュースを見ても日本が恋しくなるだけなので、ここはあえて現地の情報を仕入れましょう。
私が駐在中に実践した英語勉強は、こちらの記事に詳しく書いてあります。
あわせてお読みくださいね。
ここまで具体的な学習方法についてお伝えしましたが、それでも「いざという時に話せないかも」と、不安になりますよね。
そこで次は、持っておいて良かった英語対策アイテムをご紹介します。
駐在妻必見!持っておくと便利な英語対策アイテム
駐在当初は、最小限の「英語対策アイテム」を持っていると、いざという時も安心です。
次の3つのアイテムが、英語を使う場面でとても役に立ちました。
・ポケットタイプの英会話本
・電子辞書
・翻訳アプリ
英会話本では、交通機関を利用する時や買い物する時にパッと言えるフレーズを覚えておきました。
しかし本を片手に歩いていると、旅行中の人と間違われることも。
その場合はスリなどの犯罪に巻き込まれることもあるので、外出先ではチラッと確認程度にしておきましょう。
また電子辞書は、授業で分からなかった単語を調べるときに便利です。
書類作成で専門用語を調べるときも、電子辞書の方が詳しく書かれていたので助かりました。
英語に特化した電子辞書は、英和辞書だけではなく英語学習に必要な教材も多数入っています。
1つ持っているだけで、日常生活でも英語学習でも役立ちますよ!
けれど、日常生活で単語が思い浮かばないときは、スマホ内の翻訳アプリで十分活用できます!
翻訳の精度は高いですが、まれに意図としない単語が出ることもあります。
誤解をまねかないためにも、複数のアプリで翻訳し、意味をしっかり確認してから使いましょう。
さらに駐在妻英会話ビギンのHPでは、駐在妻が日常生活で使う英語をギュッとまとめた『駐在帯同英会話BOOK』を無料でダウンロードできます。
ダウンロード方法は、氏名・メールアドレス・簡単なアンケートを入力するだけ!
通常の英会話本には載っていない、より実用的なフレーズや生活情報が盛りだくさんなので、ダウンロードして損はありませんよ♪
\ 駐在生活の「困った」が即解決 /
【勉強は裏切らない】自分のペースで英語学習を続けよう!
今回は駐在妻の英語勉強法を「出国前」「駐在中」に分けてご紹介しました。
最後に内容をもう一度まとめます。
勉強法1:参考書や会話本を読む
勉強法2:オンライン英会話・教材を利用する
勉強法3:英会話スクールに通う
勉強法1:オンライン英会話を利用する
勉強法2:現地の語学学校に通う
勉強法3:ESLを利用する
勉強法4:現地のテレビ・映画を見る
初めての海外生活は、とまどいの連続です。
特に毎日使っていた日本語が通じないと、ささいなことでもストレスを感じ、外出することも恐怖に感じます。
まさに私がそうでした。
駐在生活の気持ちの変化については、こちらの記事をお読みくださいね。
現地の環境に慣れてからでも、英語学習は十分に間に合います!
自分のペースで楽しく続けてくださいね。
駐在生活を続けていれば、いつかは英語が必要な場面がでてきます。
そのときは、今回ご紹介した勉強を参考にしてくださいね。
あなたの駐妻生活がハッピーなものになりますように……。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【ペンネームOK】コメントお待ちしております♪